アイドリング回転数のクローズドループ制御 現状報告  その3結論です

その2で終わるはずでしたが もう一回、お付き合いください
前回までの記事はこちらです

アイドリング回転数制御を PWM仕様のクローズドループ制御としたことで
回転数は 安定していますが空燃比の変動が大きくなりました
その対策は 考えましたが 制御がどんどん複雑になっていきます
複雑になればなるほど センサーのトラブルや経年変化による設定のずれなどが有った場合
調整や トラブルシューティングが大変になります

それと共に セッティングする人の知識も専門的になってきます

IMG_20220803_144058968640.jpg

私の場合 開発目的で 今回のようにいろいろと試すことはありますが
EMSを実際に使用する人は ここまで求めているのか?
こんなことも考える必要が有ります
私のように キャブ仕様のバイクをインジェクション仕様にする人も ほとんどいないと思いますし・・・

私のBANDIT1200も アイドリング制御がオープンループの時
真冬でも エンジンはセルのみで始動して 放置すれば暖気終了
もちろん 暖気途中で走行しても問題ありません
アイドリング回転数が 温度で変動するといっても 100rpmくらいです
バイクの場合 インジェクション仕様の出始めは 
アイドルアップレバーで回転数を上げる キャブで言うチョークレバーですね
暖気が進むにつれて 徐々に戻すという 原始的な方法でした
こんな仕様も有ったわけですから・・・

今回のBANDIT1200でのテストの結論です
どうしてもクローズドループにする必要はありません
オープンループで十分と言っても問題は無いと思います
私のBANDIT1200や セローは別ですが・・・
今後EMSをバイクに使用する場合 
クローズドループでの使用、もしくは勧めることは無いと思います

実は 今回のテストは 4輪への使用も視野にいれてのテストです
4輪車の場合 エアコンが有ります エアコンの負荷は相当大きくなります
他にもパワーステアリングだとか 電気負荷などバイクには無い負荷も多く存在します
いちいち これらの負荷によるアイドル回転数の変化に対応するより
クローズドループ制御とした方が 簡単だと考えました
今回のテストデーターは これらに十分役に立つと思います

これからも いろんなテストは継続します
興味が有る方は たまに覗いてみてください 

tag : フルコンEMSエンジンマネージメントシステム空燃比

プロフィール

twintop yoshi

twintop yoshi
車やバイク用の点火チューニングパーツ、V-UP16やマルチスパークアンプMSAの製造販売、当社のエンジンマネージメントシステムEMSフルコンを使用して キャブ仕様からインジェクション仕様への変更も行ったりしています

リンク
フリーエリア
ランキングに参加しています  よろしければ クリックをお願いします
にほんブログ村 バイクブログ バイク カスタムへ にほんブログ村 車ブログ 車 カスタムへ
最新記事
カテゴリ
カレンダー
04 | 2023/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR