ジェットスキー用EMS
当社の エンジンマネージメントシステムEMSを ジェットスキーのレースに使用していただいている
クレージーハウスさんから 予備のEMSの調子が悪いととのことで お預かりしてきました
https://crazy-house.net/
ジェットスキーの場合 簡単にテストできる環境ではありません
まず、水の上ですからそこまで出向かなければなりません
出向いても 水の上・・・ 測定器を積むわけにも行きません!
そこで必要なものはシミュレーターです
特にジェットスキーなら必需品です 机の上でテストできますからね!

EMSはケースから出して基板むき出しで シミュレーターに接続します
入力センサーは TPSやMAPセンサー、温度センサー、空燃比、予備のダミーセンサーなどVRで対応
出力は インジェクターやコイルを使用しても良いのですが それらを駆動する電力も必要になりますし
感電やインジェクターは長時間シミュレーターで作動させると冷却も必要になります
そこで LEDをモニターに使用しています
このようにすれば 比較的安価な安定化電源で電圧などを変更してテストも可能になります
ピックアップ信号は マイコンで信号を作っています
今回のジェットスキーの場合は レブリミッターのチェックが出来るように
ダイヤルを回すことで 100~11000rpmまで信号を発生させています
早速、シミュレーターで見てみると・・・

I/J_1のLEDが消灯しています と言うことは・・・
インジェクター_1から燃料が噴射されていません 原因が分かりました
基板をチェックしてみると・・・
配線を基板に半田付けしていますが 半田の所から折れています
折れた配線の被覆を剥がすと 本来は銅の色(赤茶色)ですが酸化して変色しています
酸化と振動で折れたと思われます

内部をMSAやV-UP16同様にシリコンで埋めればよいと思いますが
今後一切、仕様変更や修理が出来なくなりますので 製作後はコーティング処理のみとしています
過去にも 配線の酸化でケーブル交換など行っていますので
メンテナンスのために このような方法としています
この酸化した配線は 半田付けが出来ないんですよね~
しかも、銅線は酸化すると もろくなってすぐ折れます
おそらく他の配線も酸化しているだろうし・・・
ジェットスキーの場合 陸の上のバイクなどと比べると 配線の痛みは10倍くらい早く感じます
電気部品にとって やはり水は大敵なんですね~
修理方法は 相談することにします・・・
クレージーハウスさんから 予備のEMSの調子が悪いととのことで お預かりしてきました
https://crazy-house.net/
ジェットスキーの場合 簡単にテストできる環境ではありません
まず、水の上ですからそこまで出向かなければなりません
出向いても 水の上・・・ 測定器を積むわけにも行きません!
そこで必要なものはシミュレーターです
特にジェットスキーなら必需品です 机の上でテストできますからね!

EMSはケースから出して基板むき出しで シミュレーターに接続します
入力センサーは TPSやMAPセンサー、温度センサー、空燃比、予備のダミーセンサーなどVRで対応
出力は インジェクターやコイルを使用しても良いのですが それらを駆動する電力も必要になりますし
感電やインジェクターは長時間シミュレーターで作動させると冷却も必要になります
そこで LEDをモニターに使用しています
このようにすれば 比較的安価な安定化電源で電圧などを変更してテストも可能になります
ピックアップ信号は マイコンで信号を作っています
今回のジェットスキーの場合は レブリミッターのチェックが出来るように
ダイヤルを回すことで 100~11000rpmまで信号を発生させています
早速、シミュレーターで見てみると・・・

I/J_1のLEDが消灯しています と言うことは・・・
インジェクター_1から燃料が噴射されていません 原因が分かりました
基板をチェックしてみると・・・
配線を基板に半田付けしていますが 半田の所から折れています
折れた配線の被覆を剥がすと 本来は銅の色(赤茶色)ですが酸化して変色しています
酸化と振動で折れたと思われます

内部をMSAやV-UP16同様にシリコンで埋めればよいと思いますが
今後一切、仕様変更や修理が出来なくなりますので 製作後はコーティング処理のみとしています
過去にも 配線の酸化でケーブル交換など行っていますので
メンテナンスのために このような方法としています
この酸化した配線は 半田付けが出来ないんですよね~
しかも、銅線は酸化すると もろくなってすぐ折れます
おそらく他の配線も酸化しているだろうし・・・
ジェットスキーの場合 陸の上のバイクなどと比べると 配線の痛みは10倍くらい早く感じます
電気部品にとって やはり水は大敵なんですね~
修理方法は 相談することにします・・・
ジェットスキー用EMSの点検
ジェットスキー用のEMSの調子が悪いとのことで 点検中です
出向いて症状を確認してみると 確かにおかしいです
どこがおかしいではなく EMSと通信もできない状態です
試しにDOS画面から通信を試みても 相手にしてくれません・・・
大変申し訳ありませんが預からせてくださいと 持ち帰ってきました
今まで 何台か装着してきましたが初めてです・・・
ジェットスキーですから水濡れの可能性や 配線の腐食、接触不良など
いろいろ調べましたが おかしなところは有りません
肝心なECU基板も綺麗なものです
いろいろ試して結論は・・・
完全に初期化したら 通信も可能となり正常になりました
その後はシミュレーションです

今回は特に念入りに行います
実際にエンジンを回すわけにも行きません
エンジンの代わりになるシミュレーターも 当社で製作して納めさせていただきました
これをお借りして エンジンを回っていることにして条件を変更して
作動確認と 耐久試験と言うのは大げさですが 長時間テストします
これが専用のシミュレーターです

スロットルセンサーやMAPセンサー、水温、吸気温、空燃比などの
各センサーの信号を疑似出力します
コイルやインジェクターなどの出力アクチュエターはLEDで代用しています
もちろんクランク角センサー信号も 出力していますよ
PC画面です

正常に動いています
念のため もうしばらくテストを継続します
出向いて症状を確認してみると 確かにおかしいです
どこがおかしいではなく EMSと通信もできない状態です
試しにDOS画面から通信を試みても 相手にしてくれません・・・
大変申し訳ありませんが預からせてくださいと 持ち帰ってきました
今まで 何台か装着してきましたが初めてです・・・
ジェットスキーですから水濡れの可能性や 配線の腐食、接触不良など
いろいろ調べましたが おかしなところは有りません
肝心なECU基板も綺麗なものです
いろいろ試して結論は・・・
完全に初期化したら 通信も可能となり正常になりました
その後はシミュレーションです

今回は特に念入りに行います
実際にエンジンを回すわけにも行きません
エンジンの代わりになるシミュレーターも 当社で製作して納めさせていただきました
これをお借りして エンジンを回っていることにして条件を変更して
作動確認と 耐久試験と言うのは大げさですが 長時間テストします
これが専用のシミュレーターです

スロットルセンサーやMAPセンサー、水温、吸気温、空燃比などの
各センサーの信号を疑似出力します
コイルやインジェクターなどの出力アクチュエターはLEDで代用しています
もちろんクランク角センサー信号も 出力していますよ
PC画面です

正常に動いています
念のため もうしばらくテストを継続します
久しぶりに木曽川へ・・・
何年ぶりだろう?
久しぶりにジェットスキーに乗っていたころ通ったゲレンデへ・・・
当社のジェットスキー用エンジンマネージメントシステムEMSの検証で出かけました
私が乗っていたころは 2スト全盛の時代で ランナバウトの4ストが出始めのころですね
今は すべて4ストに代わりました もちろんキャブレターではなく インジェクション仕様です
排気量も1000~1800ccで3気筒または4気筒で 過給機付きも・・・
景色を楽しんでいる余裕もなく 仕事をしていましたよ

久しぶりに出向いたら・・・

車1台分くらい 岸の部分が少なくなっていました 増水で岸がえぐられたそうです
その部分が遠浅になり 写真のように車はほとんど水の中に入れないと 下ろせません
この状態では 私が乗っていたエスティマでは下ろせませんね~
久しぶりにジェットスキーに乗っていたころ通ったゲレンデへ・・・
当社のジェットスキー用エンジンマネージメントシステムEMSの検証で出かけました
私が乗っていたころは 2スト全盛の時代で ランナバウトの4ストが出始めのころですね
今は すべて4ストに代わりました もちろんキャブレターではなく インジェクション仕様です
排気量も1000~1800ccで3気筒または4気筒で 過給機付きも・・・
景色を楽しんでいる余裕もなく 仕事をしていましたよ

久しぶりに出向いたら・・・

車1台分くらい 岸の部分が少なくなっていました 増水で岸がえぐられたそうです
その部分が遠浅になり 写真のように車はほとんど水の中に入れないと 下ろせません
この状態では 私が乗っていたエスティマでは下ろせませんね~
ジェットスキー用ワイヤーハーネスの製作 その10
ジェットスキー用ワイヤーハーネス 2セット目の製作も 今回で最後です
ハーネスは 配線を少し長めにして入線しています
端子を圧着すると配線保護カバーが通らなくなりますので
先に 保護カバーを通して 長さをそろえてカットして 端子を圧着していきます

すべて防水カプラーですから ワイヤーシールも入っています
今回 このハーネス製作時に使用した圧着工具は 写真にも写っている
HOZAN P707 これですべて圧着可能でした

すべて圧着完了しました
この状態で 配線接続の最終チェックを行って カプラーハウジングを取り付けます

ピンアサインを確認しながら カプラーハウジングに組付けて完成です
改めて資料を見直すと 間違いが有りますね~
今なら思い出して修正できますので 2セット目のハーネス製作に合わせて
配線図、艤装図、カプラー品番、ピンアサイン4種類とも修正しておきました
これで 当社の作業は完了しました
後は レースでの活躍、頑張ってください!
ハーネスは 配線を少し長めにして入線しています
端子を圧着すると配線保護カバーが通らなくなりますので
先に 保護カバーを通して 長さをそろえてカットして 端子を圧着していきます

すべて防水カプラーですから ワイヤーシールも入っています
今回 このハーネス製作時に使用した圧着工具は 写真にも写っている
HOZAN P707 これですべて圧着可能でした

すべて圧着完了しました
この状態で 配線接続の最終チェックを行って カプラーハウジングを取り付けます

ピンアサインを確認しながら カプラーハウジングに組付けて完成です
改めて資料を見直すと 間違いが有りますね~
今なら思い出して修正できますので 2セット目のハーネス製作に合わせて
配線図、艤装図、カプラー品番、ピンアサイン4種類とも修正しておきました
これで 当社の作業は完了しました
後は レースでの活躍、頑張ってください!
ジェットスキー用ワイヤーハーネスの製作 その9
ジェットスキー用ワイヤーハーネス 2セット目の製作です
レース仕様のジェットスキーですから スペアーパーツとして 合計2セットの注文を頂いていました
先に製作したハーネスを納品して作動確認を行っていただき OKを頂きましたので
もう1セット 製作を進めます
1セットは製作していますので 今度はその時の資料を基に製作します
ここでは 資料に間違いが無いか? これもチェックすることになります
私流の製作方法です
まず、電源とアース関連を先に製作します

上の写真で段ボール上の配線は コンピューターのセンサー系のアースと電源で
下のオレンジ色が多い配線は メイン電源、燃料ポンプ、発電機、レギュレターなど
電流が多く流れる回路の電源とアース系の配線で 太い配線を使用します
このように回路を分けて製作します
信号系と電源系を合わせると このようになります

今度は センサー系やリレーコントロール系を入線していきます

センサー系入力とアクチュエーター出力系の半分位の入線をして まとめたところです

残りの半分、センサー系入力、アクチュエター出力を入線してまとめたところです

これでほとんどの配線は入線完了です 今回はここまでです
ジェットスキーですから ヘッドライトウインカーなどの灯火類は有りません
エンジン制御関連と 充電回路 エンジンの始動回路のみです
とってもシンプルな構成ですが こんなにもたくさんの配線が必要なんですよ!
バイクはこれに 灯火類とメーター関連が必要になりますね~
4輪車は・・・ ヒーターやエアコンは最低必要です
今時の車は・・・ 他にもいろいろです!
レース仕様のジェットスキーですから スペアーパーツとして 合計2セットの注文を頂いていました
先に製作したハーネスを納品して作動確認を行っていただき OKを頂きましたので
もう1セット 製作を進めます
1セットは製作していますので 今度はその時の資料を基に製作します
ここでは 資料に間違いが無いか? これもチェックすることになります
私流の製作方法です
まず、電源とアース関連を先に製作します

上の写真で段ボール上の配線は コンピューターのセンサー系のアースと電源で
下のオレンジ色が多い配線は メイン電源、燃料ポンプ、発電機、レギュレターなど
電流が多く流れる回路の電源とアース系の配線で 太い配線を使用します
このように回路を分けて製作します
信号系と電源系を合わせると このようになります

今度は センサー系やリレーコントロール系を入線していきます

センサー系入力とアクチュエーター出力系の半分位の入線をして まとめたところです

残りの半分、センサー系入力、アクチュエター出力を入線してまとめたところです

これでほとんどの配線は入線完了です 今回はここまでです
ジェットスキーですから ヘッドライトウインカーなどの灯火類は有りません
エンジン制御関連と 充電回路 エンジンの始動回路のみです
とってもシンプルな構成ですが こんなにもたくさんの配線が必要なんですよ!
バイクはこれに 灯火類とメーター関連が必要になりますね~
4輪車は・・・ ヒーターやエアコンは最低必要です
今時の車は・・・ 他にもいろいろです!