懐かしい車が入庫しました
4年前の今頃ですね ハイラックス(YN86)をEMSフルコン仕様にさせていただきました

今回の入庫は 燃費が悪いとのことと
コールドスタート時は 特に濃くアクセルを ある程度開けていないとエンストする
これぐらい濃いそうです・・・
まずは 燃費が悪い要因を探ります
PCを接続して モニターしますがセンサーの異常では無いようです
点火時期やプラグも念のために見てみますが異常は有りません
そこで データーロガーをセットして 試運転をしてきました
今回のログと 4年前の納車時のログを比較してみます

このように比較すると何かが変化したのか?
分かりやすいですからね!
アップで・・・

横軸はエンジン回転数、縦軸は マニホールド負圧でアクセル全開は100の行を参照しています
数字は インジェクターの噴射時間で単位はmsです
走りは全く問題はありませんが 空燃比計が壊れていますので 空燃比は分かりません
その為噴射時間で比較することにしたわけです
納車時と比べて 噴射時間が長ければ燃費が悪い要因と考えられますが
納車時より平均的に噴射時間が少し短いようですので 燃費が悪くなる要因は見つかりません
コールドスターとが 異常に濃いようですので この影響か?
それとも他に何か?
空燃比計を交換して 再調整しますが その前にコールドスタートを調整します
実はこのハイラックスのお客さんは もう一台 青色のハイラックスの方の紹介でEMSを装着しました
セッティングデーターは同じではありませんが共通部分もあります
そのデーターを使用しているため 濃くなる可能性がありました
青いハイラックスは 修正済みですので そのデーターを今回使用することにしました
これで様子を見ていただき 後日、空燃比計の交換と再セッティングが必要か 判断します

今回の入庫は 燃費が悪いとのことと
コールドスタート時は 特に濃くアクセルを ある程度開けていないとエンストする
これぐらい濃いそうです・・・
まずは 燃費が悪い要因を探ります
PCを接続して モニターしますがセンサーの異常では無いようです
点火時期やプラグも念のために見てみますが異常は有りません
そこで データーロガーをセットして 試運転をしてきました
今回のログと 4年前の納車時のログを比較してみます

このように比較すると何かが変化したのか?
分かりやすいですからね!
アップで・・・

横軸はエンジン回転数、縦軸は マニホールド負圧でアクセル全開は100の行を参照しています
数字は インジェクターの噴射時間で単位はmsです
走りは全く問題はありませんが 空燃比計が壊れていますので 空燃比は分かりません
その為噴射時間で比較することにしたわけです
納車時と比べて 噴射時間が長ければ燃費が悪い要因と考えられますが
納車時より平均的に噴射時間が少し短いようですので 燃費が悪くなる要因は見つかりません
コールドスターとが 異常に濃いようですので この影響か?
それとも他に何か?
空燃比計を交換して 再調整しますが その前にコールドスタートを調整します
実はこのハイラックスのお客さんは もう一台 青色のハイラックスの方の紹介でEMSを装着しました
セッティングデーターは同じではありませんが共通部分もあります
そのデーターを使用しているため 濃くなる可能性がありました
青いハイラックスは 修正済みですので そのデーターを今回使用することにしました
これで様子を見ていただき 後日、空燃比計の交換と再セッティングが必要か 判断します
tag : フルコンEMSエンジンマネージメントシステムMSAマルチスパークアンプインジェクションHILUXハイラックス試運転
簡易燃調コントローラーを装着します
有ると便利な機能だと思いませんか?
走りながら 一人で燃調を変更するようにしたいな~
こんなことから 簡易燃調コントローラーを取り付けることになりました
EMSは助手席のサイドカバーの中ですからバラシテ 配線を加工します

可変抵抗を付けて・・・

PCで設定をすれば 完了です

仕組みはと言うと・・・
車両の基本制御は スピードデンシティーでしてエンジンの負荷にマニホールド負圧を使います
この制御は ある程度気圧補正も兼ねていますので 特別気圧補正はかけておりません
そこで 気圧センサーの代わりに可変抵抗を使用して これで気圧補正を行います
気圧センサーの代わりに使用する可変抵抗の設定や 気圧補正テーブルに細工をすれば・・・
平地の気圧を中心にフルスケールで+-10%とか +側10%、-側20%とか
自由に設定でき 走行中にもダイヤルを回せば 燃調を変更できます
このように 簡易セッティングも可能ですし ロガーを使用すればこの補正率も記録されます
走行後 この走行データーを元に 補正率からマップを変更することも可能です
こんな応用もできます!
走りながら 一人で燃調を変更するようにしたいな~
こんなことから 簡易燃調コントローラーを取り付けることになりました
EMSは助手席のサイドカバーの中ですからバラシテ 配線を加工します

可変抵抗を付けて・・・

PCで設定をすれば 完了です

仕組みはと言うと・・・
車両の基本制御は スピードデンシティーでしてエンジンの負荷にマニホールド負圧を使います
この制御は ある程度気圧補正も兼ねていますので 特別気圧補正はかけておりません
そこで 気圧センサーの代わりに可変抵抗を使用して これで気圧補正を行います
気圧センサーの代わりに使用する可変抵抗の設定や 気圧補正テーブルに細工をすれば・・・
平地の気圧を中心にフルスケールで+-10%とか +側10%、-側20%とか
自由に設定でき 走行中にもダイヤルを回せば 燃調を変更できます
このように 簡易セッティングも可能ですし ロガーを使用すればこの補正率も記録されます
走行後 この走行データーを元に 補正率からマップを変更することも可能です
こんな応用もできます!
EMS仕様のハイラックス、エンジンコールドスタート・・・
EMS仕様のハイラックスにMSAを装着して 効果を確認しました
今回はこのほかに エンジンのコールドスタート調整を行います
このハイラックスのEMS仕様を製作したときは 真夏です
過去に製作した事例が有れば問題は無いと思いますが ハイラックスには初めての冬となります
真冬のコールドスタートは 過去の経験と他車の事例から想像した値をとりあえず入力しておきました
始動はできますが 始動直後安定しないなどの調整不良が出てきました
真夏に調整しましたので 20度以上であれば大丈夫ですが
さすがに0度付近は 再調整が必要のようです

完全に冷えないと調整できませんので 調整できるのは朝、1番と帰り際の2回です
2日間で3回調整を行いまして 今朝は最終確認となりました

ところで・・・
濃い、薄いは空燃比計を使用します 今回もINNOVATEを使用しています
どこのメーカーもほとんど同じで センサーのヒーターが温まらないと計測できません
クランキングでリセットが入り エンジンが始動しても 30秒ほど計測できません・・・
始動調整ですから、始動直後から空燃比のモニターが必要となります
このため 空燃比計にリセットが入らないように 調整時には空燃比計専用の電源を用意します
写真のようにバッテリーを積んで空燃比計の電源にしています こうすることで始動直後からの計測が可能です

当然 ログを取り確認します

水温4.4度、吸入空気温度7.7度でスタートします
始動直後は 始動後増量で空燃比は10.0くらいになっています この増量は20秒くらいかけて 減衰していきます
その後は 水温による暖気状態の増量となります 暖気中の回転数1200rpm、空燃比は12.0付近です
暖気終了の水温70度くらいでは 2次エアーの流入も止まり アイドリング800~900rpm 空燃比13.5付近です
最終的に サーモスタットも開き 水温90度、回転数850~900rpm、空燃比13.8付近です
暖気中、エンジンレスポンス確認のため から吹かしはしていますが
キーを回せばエンジンは始動して 放置すれば暖気終了となります
インジェクション車は こうでなければね!
これで作業完了です
今回はこのほかに エンジンのコールドスタート調整を行います
このハイラックスのEMS仕様を製作したときは 真夏です
過去に製作した事例が有れば問題は無いと思いますが ハイラックスには初めての冬となります
真冬のコールドスタートは 過去の経験と他車の事例から想像した値をとりあえず入力しておきました
始動はできますが 始動直後安定しないなどの調整不良が出てきました
真夏に調整しましたので 20度以上であれば大丈夫ですが
さすがに0度付近は 再調整が必要のようです

完全に冷えないと調整できませんので 調整できるのは朝、1番と帰り際の2回です
2日間で3回調整を行いまして 今朝は最終確認となりました

ところで・・・
濃い、薄いは空燃比計を使用します 今回もINNOVATEを使用しています
どこのメーカーもほとんど同じで センサーのヒーターが温まらないと計測できません
クランキングでリセットが入り エンジンが始動しても 30秒ほど計測できません・・・
始動調整ですから、始動直後から空燃比のモニターが必要となります
このため 空燃比計にリセットが入らないように 調整時には空燃比計専用の電源を用意します
写真のようにバッテリーを積んで空燃比計の電源にしています こうすることで始動直後からの計測が可能です

当然 ログを取り確認します

水温4.4度、吸入空気温度7.7度でスタートします
始動直後は 始動後増量で空燃比は10.0くらいになっています この増量は20秒くらいかけて 減衰していきます
その後は 水温による暖気状態の増量となります 暖気中の回転数1200rpm、空燃比は12.0付近です
暖気終了の水温70度くらいでは 2次エアーの流入も止まり アイドリング800~900rpm 空燃比13.5付近です
最終的に サーモスタットも開き 水温90度、回転数850~900rpm、空燃比13.8付近です
暖気中、エンジンレスポンス確認のため から吹かしはしていますが
キーを回せばエンジンは始動して 放置すれば暖気終了となります
インジェクション車は こうでなければね!
これで作業完了です
ハイラックスにMSAの取り付け
以前、当社のエンジンマネージメントシステムEMSを
装着していただいたハイラックスにMSAの取り付けです
デスビ仕様ですから コイルは1個で EMS専用のMSAになり
当社では特注仕様となります
EMSの取り付け調整は、私が行いましたので結線は分かっています
電源とアース 点火入出力を接続して終了です

早速、オーナーさんと試運転に出かけます
オーナーさんの一回りしたインプレは・・・
エンジン音が静かになり滑らかに回っているそうです
3000rpmから4000rpm付近のトルクが上がったと
私も隣で トルクアップは感じました 違いがよくわかるエンジンですね
と言うことは 今までしっかり燃えていなかったのかな?
こんな想像ができますね・・・
今回の入庫は MSAの取り付けとコールドスタートの調整です
EMS仕様にしたのは 昨年の夏ごろです
冬の気温が下がったときのエンジン始動調整は
過去の経験と 他の車種のデーターで作り 実際の調整は行っておりません
そのため今回の入庫、調整となったわけです
このコールドスタートの調整は 1日1回、もしくは2回しかできません
一度、始動してしまえば また冷えるまで待ちます・・・
この車両は コンピューターで制御していない エアーバルブで
冷えた状態の時のみ 空気を送りアイドリングを上げます
簡単な機構ですが コンピューターと同期できません
そのため 誤差が生じその分空燃比がずれます
このころの年代であればこれが当たり前です
暖気中のみですから おおよその数値で合わせることにします
ついでに・・・
他の部分の調整も見てみます

一回りして、ログを取ってみてみると 走りは問題ありませんね!
ただ、無駄な燃料を燃やしていますね・・・
まだまだ、燃料を絞れます 燃費が良くなる要素は十分ありますよ
これはオーナーさんに説明をします
最近、燃料価格が上がっていますからね!

久しぶりに乗りましたが 良く走りますよ!
MSAの効果もしっかり出ていますし 走りは絶好調と言っても良いと思います
朝と、帰社前にコールドスタート調整を行う予定です
装着していただいたハイラックスにMSAの取り付けです
デスビ仕様ですから コイルは1個で EMS専用のMSAになり
当社では特注仕様となります
EMSの取り付け調整は、私が行いましたので結線は分かっています
電源とアース 点火入出力を接続して終了です

早速、オーナーさんと試運転に出かけます
オーナーさんの一回りしたインプレは・・・
エンジン音が静かになり滑らかに回っているそうです
3000rpmから4000rpm付近のトルクが上がったと
私も隣で トルクアップは感じました 違いがよくわかるエンジンですね
と言うことは 今までしっかり燃えていなかったのかな?
こんな想像ができますね・・・
今回の入庫は MSAの取り付けとコールドスタートの調整です
EMS仕様にしたのは 昨年の夏ごろです
冬の気温が下がったときのエンジン始動調整は
過去の経験と 他の車種のデーターで作り 実際の調整は行っておりません
そのため今回の入庫、調整となったわけです
このコールドスタートの調整は 1日1回、もしくは2回しかできません
一度、始動してしまえば また冷えるまで待ちます・・・
この車両は コンピューターで制御していない エアーバルブで
冷えた状態の時のみ 空気を送りアイドリングを上げます
簡単な機構ですが コンピューターと同期できません
そのため 誤差が生じその分空燃比がずれます
このころの年代であればこれが当たり前です
暖気中のみですから おおよその数値で合わせることにします
ついでに・・・
他の部分の調整も見てみます

一回りして、ログを取ってみてみると 走りは問題ありませんね!
ただ、無駄な燃料を燃やしていますね・・・
まだまだ、燃料を絞れます 燃費が良くなる要素は十分ありますよ
これはオーナーさんに説明をします
最近、燃料価格が上がっていますからね!

久しぶりに乗りましたが 良く走りますよ!
MSAの効果もしっかり出ていますし 走りは絶好調と言っても良いと思います
朝と、帰社前にコールドスタート調整を行う予定です
EMS仕様のハイラックス、再セッティング
今年の7月ごろ、EMSを装着していただいた
ハイラックスの 再セッティングです
暑い時期にセッティングしましたので
寒いくなったときのエンジンの始動は 未確認と言いますか?
過去の経験から これぐらいだろうという補正データーです
エンジンの始動性が悪いということで 再セッティングすることにしました

その前に ログを取っていただき 事前に検討します
コールドスタートのログと 高速道路のログを
取っていただきましたので 詳しく見ています
コールドスタートは 濃すぎますね・・・
この車両は 冷えた時のアイドルアップは
コンピューター制御ではなく エアーバルブと言う
水温のサーモスタットみたいなものと電気ヒーターで
空気の通路を開け閉めして調整します
コンピューター制御であれば 同期できますが
勝手に動きますので 誤差で燃調が狂う可能性も出てきます
水温が上がるまでの暖気状態ですが
調整できるのであれば 調整してみましょう

このハイラックスの 高速道路のログは初めて見ました!
少し、濃いですね~
調整すれば 燃費も良くなると思います
来年、気温がしっかり下がりきったところで 調整しましょうか?
普段使わない車ですからね~ こんな話となりました
私の他の仕事は 今日も内職ですよ!

一生懸命、製作に励んでおります!
ハイラックスの 再セッティングです
暑い時期にセッティングしましたので
寒いくなったときのエンジンの始動は 未確認と言いますか?
過去の経験から これぐらいだろうという補正データーです
エンジンの始動性が悪いということで 再セッティングすることにしました

その前に ログを取っていただき 事前に検討します
コールドスタートのログと 高速道路のログを
取っていただきましたので 詳しく見ています
コールドスタートは 濃すぎますね・・・
この車両は 冷えた時のアイドルアップは
コンピューター制御ではなく エアーバルブと言う
水温のサーモスタットみたいなものと電気ヒーターで
空気の通路を開け閉めして調整します
コンピューター制御であれば 同期できますが
勝手に動きますので 誤差で燃調が狂う可能性も出てきます
水温が上がるまでの暖気状態ですが
調整できるのであれば 調整してみましょう

このハイラックスの 高速道路のログは初めて見ました!
少し、濃いですね~
調整すれば 燃費も良くなると思います
来年、気温がしっかり下がりきったところで 調整しましょうか?
普段使わない車ですからね~ こんな話となりました
私の他の仕事は 今日も内職ですよ!

一生懸命、製作に励んでおります!