エンジンマネージメントシステムEMSへのお問い合わせが増えてきました

最近、当社のエンジンマネージメントシステムEMSへの
お問い合わせが 増えてきました
興味を持っていただき大変うれしく思います

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エンジンマネージメントシステムEMSの販売に当たり
当社の考えかたとでも言いましょうか・・・ 
少し、書かせていただきます

EMSは キャブレター仕様の車、バイクのインジェクション化 
もしくは、古い制御のインジェクション仕様の
ECUの置き換え用として設定しました

今までインジェクション仕様の車両は キャブレター仕様のように
ご自分で自由にセッティング変更することは 難しく・・・
一部の人に限られていたと思います

そこで当社が設定したエンジンマネージメントシステムEMSは 
自分自身でインジェクション仕様の燃調や点火時期などを
自由に変更できる環境を提供すると考えています
そのためセッティング方法などのサポートも期間を設けて行います
納車時には 1日かけてソフトやセッティングの説明をさせていただきます
最終的には お客様にセッティングをしていただけるようにと思っています

当社はEMSの販売を上記ように考えています
ご自分でとことんセッティングを煮詰めたい方なに 向いている商品です
データーロガーも使用できますので 
走行後、ログを見ながら安全、確実にセッティングが可能です 
逆に、自分では ほとんどいじらない人には 不要だと思います

また、EMSは本体のみでの販売は行っておりません
理由は・・・
エンジンマネージメントシステムEMSは 汎用品のフルコンです
特定の車種やエンジンに合わせた専用品ではありませんので
細かな初期設定を行わないとエンジンを始動することすら出来ません
点火マップや 燃料マップのデーターも入っておりません
ある程度、専門知識や経験も必要になります
万が一エンジンが始動しないとかのトラブルが出た場合
当社で、製作、結線や作動を確認したものであれば 
どのような回路構成や配線 ソフト側では設定になっているのか
資料がありますので 対応も比較的簡単です
ログデーターを送っていただければ分かる場合も有りますし・・・

お客様に結線、施工いただいた場合は詳細がわかりません
こちらもどのように対応したらよいのか分かりません
おそらく問題の解決にはお客様の労力と時間が 相当、必要だと思います
このような商品納品後のトラブル防止のため
今のところ EMS単体での販売は 行っておりません

現在の販売方法は 
事前に車両情報を詳しく頂きます もしくは・・・ 
お近くであれば 車両を持ち込んでいただき事前に確認します
その後、見積もりを製作しますが これも仮見積もりになります
お客様と EMSの仕様を打ち合わせして了解の下
車両を持ち込んでいただき施工を開始します

このような方法での販売とさせていただいております

また、このブログのカテゴリー エンジンマネージメントシステムEMSでは
http://twintop1.blog.fc2.com/blog-category-34.html
EMSを細かく説明しておりますので
興味がある方は 読んでみてください

よろしくお願いします

エンジンマネージメントシステムEMS(フルコン)発売です その7

エンジンマネージメントシステムEMS(フルコン)発売も そろそろ、まとめです
http://www.ne.jp/asahi/twin/top/ems.html
私の考えとして どんな方にお勧めな商品か? と考えると・・・

キャブセッティングを散々行ってきても 満足できない方や
もっと セッティングを煮詰めたいと思っている方
セッティング変更は パソコンで簡単に変更できます
元に戻すことも簡単です

キャブより大口径のスロットルボディーを使用しても 
低速が犠牲になりにくいため
大口径化による パワーアップが可能と予想されます
エンジンの性能を100%発揮させてい方に向いています

また、人とは違ったことをしてみたい方や
セッティングを自分で行わないと気がすまない方、
エンジンの電子制御を勉強してみたい方
このような方に お勧めだと思います
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このようなことを書くと 大変失礼とは思いますが ご了承ください
このEMSは 万人向けの商品ではありません
すべてショップにお任せの方は まず、扱えません
エンジンの電子制御の知識も若干は必要です
車両配線図を見て回路が理解できない方は 難しいと思います
セッティングをするわけですから 違いが分からなければ
セッティングは出来ません
このように 技量も必要な商品です

購入を考える場合のアドバイスとして
一度に、点火時期制御、燃料制御と考えずに
当初は 点火時期制御のみとして使用して
後に 燃料制御を追加する このような方法がベストだと思います
点火時期制御は おおよその点火時期は想像できますから
エンジンの始動に困ることは無いと思います
点火時期を煮詰めていくうちに セッティングの仕方にも慣れてきます
慣れてから 燃料制御を追加する 
このような方法であれば 迷うことも少ないと思います

何より一番は セッティングに情熱を燃やせる方です
現状で満足せずに まだまだ良いセッティングが有るはず!
と 良くも悪くも とにかくいじることが大事です
セッティングが だんだん良くなってきて、その後悪くなるところまで
変更して初めてベストが見つかります
セッティングは簡単ではありませんが 慣れです!
どんどん変更して試すことで 慣れてきます
失敗を恐れずに どんどん変更してください
悪くなれば 元に戻すだけです

対象の車両は
キャブ仕様のバイク、車や
インジェクション仕様でも古いシステムの車両です
フラップ式のエアーフローメーターを使用している車両などでは
エアーフローメーターを外すことや 他のものに交換したり
こんなことも可能になります

興味がある方は 一度お問い合わせください

エンジンマネージメントシステムEMS(フルコン)発売ですは
これで終了します 

エンジンマネージメントシステムEMS(フルコン)発売です その6

今回はセッティングするための 便利グッズの紹介ですよ!
http://www.ne.jp/asahi/twin/top/ems.html

前回までのセッティングで ある程度、走ることが可能になるところまで セッティングは出ています
私のBANDIT1200の時、 この状態でから若干、手直しはしましたが 
プロショップの方に 乗っていただき、評価していただきました
「キャブ仕様であれば キャブセッティングは出ていると言っても良い」と
なんとも嬉しい評価を頂きました

しかし 煮詰める余地は十分残っています
空燃比計を見る限り、濃いところ、薄いところがありますからね!
それに、距離を重ねると・・・
一寸した不具合も出てきます たとえば、
緩やかな加速をするとき エンジンが重いときがあるとか
平坦なところは問題ないが 坂を上るとき 一瞬息継ぎをするとか
普段、気がつかないところが 何かの拍子に「今、何か変・・・」と
極まれに現れて 再現性も低い場合もあります
気にしなければ、問題ないレベルの場合も・・・
このような不具合も直せれば直したほうが良いですから
可能な限り セッティングを変更します

当然のように、データーロガーは使いますが
このような再現性の低いものを ログから見つけるのは
手間がかかります 症状が現れて、すぐに停車できる場所なら
ログの最後から見ていけば ある程度時間も短縮できますが
10分くらいのログでも結構大変ですよ!
それに、正確にログの場所の特定しにくいですからね

そこで、便利グッズ作りました(オプション設定です)
以前もこのブログで取り上げましたが・・・
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プッシュスイッチとダイヤルです
ECUの設定を変えて・・・
プッシュスイッチは、データーロガーでロギング中に
プッシュスイッチを押すと ログにマークを付けます
「何か変・・・」と思ったらスイッチを押してマークを付けます
走行後、ログを見てこのマークをサーチすれば
「何か変・・・」の場所がすぐにわかります
後はログから対策を考えれば良い訳です!
マークは スイッチを1回押せば1個、3回押せば3個マークが付きます
1回の走行で 1箇所ではなく複数個所マークが付けれますからね
セッティングは 楽に、正確に出来ます

ダイヤルは 走行中に燃調、点火時期を変更します
燃調の場合、中立で補正無し
右に回せば だんだん増量して 左に回すと減量する
どれだけ 増減量させるかは 任意に設定できます
また、この増減量はログに記録されますから
走行後、ログを見れば どれぐらい増量すれば調子が良くなるのか
手に取るように分かります
点火時期の場合も 中立は変更無し
右に回せば 点火時期が進み 左に回すと遅れる
これも 自由に設定でき ログにも記録されます

走りながら燃調や点火時期の変更は
インジェクション仕様しか出来ない技です 特権ですよ!
プッシュスイッチとダイヤルは 
セッティングの正確さと時間の節約に非常に役に立ちます

まだまだ有りますよ
マップ切り替えスイッチです!
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これも 走行中に切り替え可能です
修正前のマップと修正後のマップを切り替えて
セッティングの確認をするとか・・・
長距離の燃費重視用とガンガン走る仕様を切り替えるとか・・・
使い方はいろいろ出来ます
また、マップの切り替えは 
燃料マップのみ 点火マップのみ 両方とも
自由に設定可能で マップ切り替えスイッチがどちらか?
これもログに記録されます

いかがですか 安心、確実にセッティングできて 便利でしょう!

フルコンは実際に使わなければ 良さは分かりません
キャブのセッティングで悩んでいる方
もっと セッティングを煮詰めたい方
人とは違ったことをしてみたい方
エンジン性能を追求したい方
こんな方にお勧めですよ!

よくセッティングは難しいですかと聞かれます
簡単では有りませんが 慣れです!
いろいろ いじっていれば慣れてきます
セッティング変更もパソコンを接続するだけ!
キャブを外さなくても大丈夫、手も汚れません
元に戻すのも パソコンからファイルを読みこんで戻すだけで
簡単に元通りのセッティングになります

続きます・・・







エンジンマネージメントシステムEMS(フルコン)発売です その5

前回までで フルコンを使用して点火制御を行うところまで書きました

今回は 燃料制御を追加します
http://www.ne.jp/asahi/twin/top/ems.html
簡単に追加しますと書いていますが
実際には・・・
スロットル(インジェクターも)を選んで車両に取り付けて 
燃料ポンプやプレッシャーレギュレター、燃料配管等
取り付けなければなりませんからね 簡単ではないですよ!
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>

燃料制御は 点火時期より調整は厄介ですよ!
点火時期は おおよその数値が分かっていますから・・・
燃料も おおよそ計算では出せますが
実際にエンジンをかけて見ないことには分かりませんから
結果を(空燃比)元にセッティングするしかありませんので・・・
燃料MAPは過去に作った同じような仕様のものを使用して
元になる基本の噴射時間を増減して 何とかエンジンを始動させます
ここで必ず必要になるものは 空燃比計ですね!
これが無ければ 始まりません

まずはアイドリングから・・・
エンジンが始動したら空燃比計の数値を見て
濃ければ基本の噴射量を減らして エンジンが安定して回るようにします
これで 基本となる噴射時間がおおよそ把握できましたから
ここからマップを修正していきます

ここで便利な機能を使います オートチューニング機能です
目標となる空燃比をマップに書き込みます
 これが大事ですよ!
下の写真が私のBANDIT1200に最初に使用した
目標空燃比のマップです
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この、空燃比マップの通りにセッティングされますから
この値が違っていると 違ったまま、セッティングされていきますから・・・
この状態で 走ります!
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最初はまともに吹け上がらないとか・・・
調子が悪いと思います しかし、2~3分で 
そこそこ走るようになると思います
コツは 低回転、低負荷から始めて だんだん回転数を上げていきます
負荷も、だんだん掛けていきます
これを繰り返しても良いのですが 時間が掛かりますので
 
4000rpm位までのマップがある程度、出来上がったら
これより上の回転数は コピー&ペーストでおおよそ大丈夫です
これで ほぼ走れると思います
次はデーターロガーを使用して ログに記録しながら走り
今度はログデーターからオートチューニングを行います

下の写真が 実際に走ったときのログで
空燃比がマップのように記録されます
これを見れば どの回転域で負荷はどれぐらいのときが
濃いとか薄いとかが すぐ分かります
グラフの回転数、負荷のスケールを合わせておけば
そのまま 燃料マップに手動で反映することも 比較的、簡単に行えます
セッティングが煮詰まってきたときは この方法でセッティングをします 
しかし、セッティング初期には オートチューニングが簡単ですよ
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この実際に走った空燃比と目標としている空燃比のずれを
自動で計算して 燃料MAPを書き換えてくれます

これを3回くらい行えば 問題なく走るところまでセッティングされるはずです
ただし、あくまでもセッティング初期での話ですよ
これに頼りすぎてはダメです
また、アクセル一定でただ走るだけでは 
そのときアクセスした場所しかセッティングに反映しませんから
いろいろな走り方をしないと オートチューニングは意味がありません
このように、一寸したコツが必要になります
なれれば 1~2時間で問題なく走るところまでセッティングが出ると思いますよ

フルコンのセッティングで マップを最初から作る場合・・・
この状態になるまでが 一番、苦労するところです
このような、初期のセッティングが出る前に 
あきらめた人も多いのではないでしょうか?

でも、これで満足したらダメですよ
後は、走りながらログを取り 徐々にマップを仕上げてください
乗る人のクセ、何を優先するのかで多少マップの味付けは変わってきますから!

続きます・・・ 

エンジンマネージメントシステムEMS(フルコン)発売です その4

今回は セッティングですね
セッティングと言うよりは セッティング前の初期設定ですね
http://www.ne.jp/asahi/twin/top/ems.html

いろいろなフルコンがありますがほとんどの場合 一番大事なところは・・・
フルコン側でのクランクシャフト位置の把握です
現在、クランクシャフトがどこを回っているのか?
これが分からないと 点火する位置が分かりません
点火時期の精度は 最低でも1度単位で指定します
今時の車などは その1/10度単位です
クランクの位置が正確にわからないと 当然、制御できません
点火時期が5度もずれたら大変でしょ!
燃料はというと・・・
噴射している時間は正確に算出しないとダメですが
噴射する位置はというとクランク角度で
仮に10度ずれてもあまり影響はありませんからね

これが私のBANDIT1200に使用したパルスローター(左)で
お世話になっているマエカワエンジニアリングさんに
製作していただいたものです 

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クランクシャフトに直に取り付けて
クランクシャフトの位置を フルコンが把握します
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この設定はセッティングソフトで 細かく行ないます
ここが一番肝心です この設定が間違っていると
まったく点火しなかったり、点火時期がずれたりします
もちろん、気筒数や同時点火、ダイレクト点火など
すべての項目を入力します

その他に 使用する温度センサーのデーター
たとえば 0度のときにどれだけの抵抗値とか・・・
資料がない場合は 実際に温度を上げて 抵抗値を計ったりもしますよ
エンジン負荷に使用する スロットルポジションセンサー(TPS)、
マニホールド圧力センサー(MAP)などの データーも入力します
点火時期制御のみで使用する場合
2次元で使用する場合に限り エンジン負荷に使用するセンサーを
ダミー抵抗で固定する方法もあります
点火時期制御には温度補正はあまり関係有りませんからね
こちらもダミー抵抗で固定することも出来ます
これだけ設定すれば 点火制御のみフルコンで制御が可能です

私がBANDIT1200で 
当初、フルコンで点火時期制御をしたときのセッティング画面です
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フルコンでの一番肝心なところは 
クランクシャフトの位置を フルコンに
いかに正確に計算させるかです

まだまだ、続きます
プロフィール

twintop yoshi

twintop yoshi
車やバイク用の点火チューニングパーツ、V-UP16やマルチスパークアンプMSAの製造販売、当社のエンジンマネージメントシステムEMSフルコンを使用して キャブ仕様からインジェクション仕様への変更も行ったりしています

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