MAPセンサーの特性

FIAT500チンクのインジェクション仕様に使用したMAPセンサーですが
加給機付きは想定しておりません あくまで自然吸気用です

FIAT500チンクは 空冷用ファンが付いています
今回、この空気を横取りして スロットルに入れて
ちょっとだけスーパーチャージャーとするように加工されるとの事です

さほど加給圧はあがらないと思いますが念のため・・・
チンクに使用したMAPセンサーが 大気圧より上で
どれぐらいまで対応するか特性を調べることにします

使用したMAPセンサーは
私のBANDIT1200に使用したMAPセンサーと同じものを
使用しましたので BANDIT1200で調べます
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ブーストメーターとパソコンをセットして・・・
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MAPセンサーに空気圧力をかけて・・・
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0.3k、130kpaまではリニアに反応します
これ以上は出力が一定となりますから これが限界ですね

実際にチンクでのちょっとだけスパーチャージャーの
圧力計測では3.5kpaくらいです 
エンジンが吸えばもう少し下がると思いますし・・・
MAPセンサーは今のままで 問題なく使用可能ですね!

この数値から、加給とは言いずらいですが 
何らかの効果は期待できると思います

しかし このFIAT500チンクは最後はどんな仕様になるんでしょうかね~
楽しみですね!

FIAT500チンク、インジェクション仕様の試運転!

FIAT500チンクのインジェクション仕様ですが
当社で ひとまず点火制御のみフルコンで制御する仕様で納車して
その後、オーナーのマエカワエンジニアリングさんで
燃料タンク、スロットルボディー、その他機械加工をされておりました

昨日、機械加工が終了したとの連絡を受けて 
配線加工、実際にフューエルインジェクション仕様での
エンジン始動、試運転を行ってきました
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さすが マエカワエンジニアリングさんですね!
きれいに仕上がっています
スロットル、インジェクターがどのあたりにセットされるか
分かりませんでしたので配線は 長めにしてカプラーも取り付けずに
縛っておきましたので カプラーを付けて いよいよエンジン始動です

エンジン始動は あっけなく始動しましたが ここからが本番です
今日中に ある程度普通に走れるところまでは セッティングしたいですからね

インジェクターのサイズ、エンジン排気量で 
大まかにセッティングしただけですからね 
アイドル回転数、アイドリングの燃調、消費電流などを見ながら
走らなくても出来るセッティングを行います

この時点では、とりあえず始動してカラ吹かしが出来る程度です・・・
燃料MAPと空燃比を見ながら何とか走れる位のMAPをつくり 試運転です

最初は
何とか走る程度 アクセルを踏めば踏むほど調子が悪い・・・
データーロガーを見てみると、メッチャ薄い!
ここで便利な機能を使います オートチューニングです
目標空燃比と走ったログの空燃比から 補正率を計算して
燃料MAPをある程度、自動修正してくれます

2回目
何とか普通に走るようになりました
でも、まだ薄い! 同じようにオートチューニングを行い・・・

3回目
ログを見てもそれなりの空燃比になってきましたよ

セッティング初期には このオートチューニングは便利な機能ですが
ただこれでセッティングが完璧 と言うわけではありません 
これから 実際に走って細かなところをセッティングしないとね!

今日はここで 終了です。 試運転の動画をどうぞ


普通に走っていますよ!





FIAT500チンクの燃料噴射シミュレーション

  昨日のブログでも書きましたが 
マエカワエンジニアリングさんの作業も終盤ですから
そろそろ こちらも準備しなければね!

ということで・・・
シミュレーターにFIAT500のデーターを入れて
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シミュレーションします
納車時にデーターロガーで拾ったログデーターを見ながら
制御方法をアルファーNと、スピードデンシティーで
どちらが制御しやすいのか これが最大の難点ですね
私のであれば 両方試しますが 迷います

燃料の噴射も 各気筒交互に行うか、
燃料の必要量の半分を2回に分けて行うか、いろいろ悩みます
特に 2気筒完全に独立していませんから・・・
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走行状態での エンジン温度の変化もありますね
ログでは 最高で100度くらいまでエンジン温度は上がっています

最終的には実際に試すしかありませんが
どのような方法で試すのが効率が良いかとか 
おおよその 見当だけはつけないと時間ばかりかかりますから・・・

私のバイクとNA6CEロードスターで 
フルコンのクセは おおよそ分かっていますから
マエカワエンジニアリングさんでの作業終了までには
それなりの方法を考えます!

FIAT500チンクのインジェクション仕様の状況

先日、納車したFIAT500チンクのインジェクション仕様は
オーナーでもあるマエカワエンジニアリングさんで
着々と準備が進んでいるようです

納車時は フルコンを搭載して点火制御のみの状態でした
クランクカクセンサー、MAPセンサー、
吸気温度センサー、エンジン温度センサー、空燃比計をセットして
点火制御を自由に設定できる状態と
インジェクター、燃料ポンプ、スロットルセンサー用の配線を
入線した状態ですので これらを取り付ければ燃料制御もフルコンで可能となります

現在、マエカワエンジニアリングさんでは
インマニ、スロットルボディー、インジェクターホルダー、燃料タンクを
製作中で ほぼ、これらは完成したとのことです
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残すは 燃料配管、プレッシャーレギュレーター関連だそうです

そろそろ 私も 
FIAT500チンクの燃料制御用ソフトの設定を準備しないと・・・
あわてて設定すると 間違える可能性もありますからね!
明日にでも 準備することにします

FIAT500チンクがインジェクション仕様で走る日は
そんなに遠くないですよ!

私も 楽しみです!

FIAT500チンクに使うスロットルを見てきました

今日、出社前に一寸した用件で 
マエカワエンジニアリングさんへ行ってきました

FIAT500チンクに使うスロットルボディーがありました
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アルマイト処理はまだですが 綺麗でしたよ
 
バタフライ径 46mm!
口径が大きくなると流速が落ちますからキャブでは無理でしょうね
インジェクション仕様ならではの口径ですね

インマニにインジェクターが2本付きます
噴射方向は ヘッド側のポートに向かっています
スロットルが1個ですから インジェクターも1本でも良いのですが
小さいインジェクターを2本使うことで 霧化特性が上がります
また、今回使用を予定しているインジェクターは 
現行車のもので 小さな穴が10個開いているものを使用します
これも霧化特性向上に貢献すると思います
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ガソリンは気化して適切に空気と混ざらないと燃えません
少しでも気化を促進させるために 霧化特性の向上を狙います

もう少し先になると思いますが 楽しみですね!
 
プロフィール

twintop yoshi

twintop yoshi
車やバイク用の点火チューニングパーツ、V-UP16やマルチスパークアンプMSAの製造販売、当社のエンジンマネージメントシステムEMSフルコンを使用して キャブ仕様からインジェクション仕様への変更も行ったりしています

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