デスビと コイルが送られてきました その4

その4まで続きましたね

今回は結論です
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上の写真のような電流制御方式のイグナイターはMSAの適合から除外してきましたが
使用するコイルによっては イグナイターが電流制御しない場合も有ることが分かりました
この場合に限り イグナイターの通電時間通りにコイルを駆動すれば大丈夫と言うことになりますので
MSAは正常に作動して コイルにも余計な負担を掛けないと言うことになります
ただ正常に作動するからと言って コイルを他の物に交換する 高性能なコイルに変える?
これはできませんのでお間違えなく!

下の波形のように 机の上では問題なく作動しています
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おそらく現車でも問題なく動くはずですが まだ、試しておりません
作動状況は 後日、お聞きして報告できればと思っています

今時、デスビ仕様の車も少なくなってきましたので 今更、MSAのデスビへの適合を調べて とも思いましたが
このような古い点火装置の方が MSAの効果が大きいことは十分想像ができます
過去にも ハイラックスのフルコン仕様へMSAの取り付けなどの実績も有りますし!
http://twintop1.blog.fc2.com/blog-entry-2244.html

ただ、適合を確認する場合は オシロスコープで波形を確認するしかありません
簡単には適合するか しないかは判断できません
今回は 私の興味からデスビなどを送っていただき調べましたが 
今後、このような問い合わせが有った場合どうするのか? MSAも特注品ですし・・・

その都度、考えることになると思います 

デスビと コイルが送られてきました その3

その2で終わる予定だったのですが・・・

こちらに送られてデスビが どうも故障していたようです
当初は 電流制御を行っていましたが テストを行っていると 途中から電流制御をしなくなりました
当社も デスビまでお預かりしているわけですから 出来るだけ正確なデーターを取りたい
そのため 現在使用中のデスビとコイルを現車から外して送っていただきました

そして改めてテストです
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デスビも新しくなり コイルも赤い社外品のコイルでテストしています
そしてデスビを回転させる方法はと言うと・・・
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デスビのギヤーの先にスポンジのホースを付けて エアードリルで回します
これで2000rpmくらいまでは回りました
これより高回転側は エアーリューターで回してテストしました

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テストでは このようにマルチスパークしています
上手くいきそうな雰囲気ですので もう少しテストを継続します

デスビと コイルが送られてきました その2

前回の 続きでV-UP16とMSAを試してみることにしました

その前に コイルに通電すると どのように電気が流れるか?
抵抗などとは流れ方が違いますので 簡単に説明をしますね

イグニッションコイルの場合
コイルにもよりますが スイッチONで電流が流れ始めて 徐々に増加
その後、0.003~0.01秒(3ms~10ms)くらいで 電流は一定になります 
この一定になるまで電流を流すと コイルの異常な発熱を起こしますので
この手前で 回路を遮断して火花を飛ばします

電流制御を行うイグナイター
あらかじめイグナイター内で流れる電流を決めておきます
決めた電流になるとそれ以上電流を流さないように 
回路に抵抗を入れることで 電流を抑えます
このような方法を取ることで コイルの種類が変わっても 流れる電流は ほぼ変化しないので
いろんなコイルが同じイグナイターで使用可能になる このようなメリットが有ります
 
今時の制御はというと・・・
コイルには最適な電流が有りますので その電流値になるように
コイルに電流を流す時間を制御しています 通電時間制御方式です

さて、このようなイグナイターでMSAを使用できるのか?
コイルを直接駆動するわけですから イグナイター機能を内蔵したMSAが必要です
バイク用で2chの物が有りますので このうち1chを使用すればコイルは駆動できますね
ただ、入力は電圧を感知していますので 下のオシロ波形のような電流制御の波形では
どこからがONになったかは分かりますが どこでOFF? これの確定に迷います
(黄色の丸の所で電圧が変化しますので・・・)
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と言うことは・・・
電流値を最初から抑えて 絶対に電流制御に入らないような電流をイグナイターで駆動させたらどうなるのか?
当然、試してみましたよ!
この方法で試したら 矩形波となりましたので MSAの入力回路は認識は可能です
しかし、大きな問題が有ります
MSAは通電時間制御機能は搭載していません 元の信号のままコイルを駆動します
元々、電流制御が前提のイグナイターでは 通電時間は長めです
そのため通常より大きな電流がコイルへ流れることになり コイルの発熱や焼損する可能性が出てきます
やはりうまくは行きませんね~

一応、送られてきたコイルでテストしてみますが 注意が必要ですよ!
当社では このようなテストでは直流安定化電源を使用します
万が一 コイルに限らず 過大な電流が流れると この電源は電源供給を止めてくれます
止める電流の値も自由に設定できますので イグナイターやコイルを壊す心配もありません
このような安全対策をして テストしていますので大丈夫です
バッテリーなどで行うと 壊す可能性も有りますので 行わない方が良いと思いますよ

さて、テストです
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コイルへの電流は確実に増えていますね 電気的な作動は電流増加を除いて・・・ 
MSAへは正常に信号は入力されていますので 波形を見るとマルチスパーク作動も正常に行っています
この状態で V-UP16も接続してみました
当然ですが コイルの消費電流はさらに増えています
点火性能は 上がっていますがコイルには相当負担がかかっていると思いますね~

実は バイクでは有名な ウオタニ製コイルを使用したいとのことで 一緒に送られてきました
これでもテストします
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結果は同じです
やはり 電流制御を行っているイグナイターでは MSAは難しいと思いますね~

可能性が有るとすると 通電時間や電流制御が無い時代のコイル!
そうです ポイント点火用のコイルならポイントが閉じていれば 電流は流れています
元々、キーONで電流が流れても大丈夫に設定されたコイルなら 仕様可能だと思われますが
点火性能は 落ちると思います・・・

デスビと コイルが送られてきました その1

おかげさまで V-UP16やMSAなど発売してから V-UP16は12年 MSAは9年です
早いもんですね~
過去にも 適合外の特注扱いの物を製作したりしてきました
今回も 平成1年のサニートラック、エンジンはA12で適合できないかと お問い合わせ頂きました
スペアーパーツで デスビとコイルが有るとのことで 送っていただきテストすることになりました

送られてきたものは こちらです
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ノーマルなのか社外品なのか? 詳しくは分かりませんが これだけで火花は飛ぶみたいです
まずはコイルの代わりに電球玉でテストします
誘導負荷は厄介ですので 抵抗負荷の方が安心ですからね!
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上の写真は デスビを万力に固定して ローターを手で回します・・・
電球玉が点灯しました
動くことには間違いないようです
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今度は コイルに付け替えてテストします
デスビ内にはピックアップ部分とイグナイター部分が一体となったユニットが入っています
配線はイグナイターの電源と コイルからのマイナス線の2本です
これだけでは動きません、デスビ本体のボディーアースが必要で 合計配線は3本になります
システムは デスビ内のピックアップで点火位置が来ると 
イグナイターをONにして コイルのマイナス側をアースに落として通電し OFFになった瞬間に火花を飛ばす
この通電時に 電流値が規定電流を超えると電流制御を行う

こちらが電流制御を行っているオシロの電圧波形で 黄色の丸の所で波形が上に上がります
上がった場所でで電流制御が開始されたわけです
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電気的な点火時期制御は搭載していません 
デスビの回転数とインテークマニホールドの負圧の 2種類によって点火時期は決まります
デスビを本体を回すことによって イニシャルの点火時期変更もできます

ノーマル状態はこのような方式の点火システムで フルトラの初期ですね
通電時間制御が一般的になる前までは このようなシステムが一般的でした

さて、目の前に デスビとコイルなど点火システム一式が有りますから
V-UP16とMSAも試してみますか!

特注扱いのMSAは OKをいただきました

以前、アウディのコイルをホンダ車で使用したいとのことで 特注扱いのMSAを製作しました
その後、正常に作動しないとの連絡で 新たなものを製作して対応してきました
製作状況の記事です
http://twintop1.blog.fc2.com/blog-entry-2811.html

お客様が年末で忙しく お正月休みに作動確認をしていただき
正常に作動したとの連絡を頂きました
お客様が詳しい方で オシロスコープでの波形もお送りいただき 確認をさせていただきました
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今回の件で・・・
ご購入時に 特注扱いで確実な作動確認は行っていませんので 作動しない場合も有ると 
ご了解いただき、購入していただいてはおりますが
過去のデーターなどから 正常作動するつもりで製作しています
そこで作動不良と言うことは こちらのデーター不足、経験不足と言うことです
お客様にはご迷惑をおかけして申し訳ありませんでしたが
データーは一つ増えましたので 今後に生かしたいと思います

今後も、特注扱いの問い合わせは有ると思います
難しいところも有りますが 過去のデーターを元に可能であればチャレンジしていきたいとは思います
ただ、あくまで車両持ち込みが前提ですのでお願いします
プロフィール

twintop yoshi

twintop yoshi
車やバイク用の点火チューニングパーツ、V-UP16やマルチスパークアンプMSAの製造販売、当社のエンジンマネージメントシステムEMSフルコンを使用して キャブ仕様からインジェクション仕様への変更も行ったりしています

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